こんにちは!Growthキャリアナビ編集部の浅野です!
就活を進めていく中で、OBOG訪問は企業のリアルを知るために大きく役立ちます。ネットの情報だけでは分からない働き方や職場の雰囲気を、実際に働く先輩から直接聞ける貴重な機会です。
早い段階で社会人の話を聞くことで、自分に合う企業のイメージがつかみやすくなり、志望動機づくりや企業選びの精度もぐっと上がります。
ミスマッチを防ぎ、納得のいく就活につなげるためにも、OBOG訪問を上手に活用していくことが大切です!
目次
1.OBOG訪問とは
OB・OG訪問は、企業で働く卒業生から仕事や職場のリアルな話を聞くための機会です。
採用面接とは違い、学生が気軽に質問できる場として使われ、仕事内容、働き方、キャリアの進め方などを社員に率直に質問することができます。
ネットでは得られない具体的な情報や、社員の雰囲気を感じられる点が大きなメリットです。企業理解が深まり、志望動機づくりや業界研究にも役立ちます。
自分に合う働き方を考えるヒントにもなるため、就活の早い段階から活用することがおすすめです!
2.OBOG訪問はいつがいい?
3年生の夏〜秋ごろから始めるのが最も効果的です。業界研究が深まり、志望が少しずつ固まり始める時期なので、質問の質も上がり、得られる情報が進路選択に直結しやすいでしょう。
早めに動くほど、複数の企業や職種を比較でき、インターン選考や本選考の準備にもつながります。
とはいえ「この時期でなければダメ」という決まりはなく、興味が湧いたタイミングで動くのが正解です。就活が本格化する前に社会人の話を聞いておくと、迷いが減って動きやすくなります。
3.OBOG訪問をした方がいい理由3選
①ネットでは得られない“リアルな情報”が手に入るため
OBOG訪問では、実際に働いている人のリアルな声を聞けます。
1日の仕事の流れや忙しさ、上司との距離感、評価のされ方など、ネットでは分からない細かい部分まで知ることができます。
こうした具体的な話を聞くことで、入社後のギャップを減らし、自分がその会社で働く姿をイメージしやすくなります。
②志望動機や企業選びの精度が上がる
社員の価値観や仕事観に触れられるので、「自分に合う会社かどうか」を判断しやすくなります。
仕事内容だけでなく、職場の雰囲気や働き方のスタイルを知ることで、志望動機に具体的な根拠が生まれます。
面接で「なぜこの企業なのか」を話すときも説得力が増し、企業側にも本気度が伝わります。
その結果、選考全体の質がぐっと上がります。
③選考で有利になるケースがある
訪問で得た情報をもとに面接に臨むと、回答が具体的になり、深く企業理解できていることが自然と伝わります。
また、訪問した社員があなたの印象を覚えていて、選考でプラスに働くこともあります。企業によっては、訪問をきっかけに社員推薦(リファラル)につながる場合もあります。
直接的な優遇がなくても、企業の考え方を理解したうえで選考に挑めるので、結果的に合格率が上がりやすくなります。
4.OBOG訪問の流れ
〇OBOG訪問の流れ〇
①興味のある業界をざっくり決める
②業界内で企業をピックアップする
③OBOGを探す
④アポイントを取る
⑤訪問して話を聞く
⑥振り返って企業を絞る
① 興味のある業界をざっくり決める
まずは「なんとなく気になる業界」を3つくらい挙げます。深く決めなくてOKで、IT・メーカー・広告・金融…など広めで大丈夫です。ここが決まると企業探しが一気に楽になります。
② 業界内で企業をピックアップする
就活サイト、企業ランキング、SNS、大学のキャリアセンターなどを活用して、気になる企業を10〜20社ほどリスト化します。名前を知っている企業だけでなく、知らない企業も混ぜると視野が広がります。
③ OB・OGを探す
大学のキャリアセンター、OBOG訪問アプリ、LinkedIn、ゼミやサークルの先輩など、使えるルートは多いです。
企業名で検索すると意外とつながりが見つかります。
④ アポイントを取る
丁寧なメッセージで日程調整をします。学生側からの依頼なので、候補日は複数出すと相手が決めやすいです。
⑤ 訪問して話を聞く
仕事内容、働き方、入社理由、やりがいなどを中心に質問します。詳細な内容は後ほど!
⑥ 振り返って企業を絞る
話を聞いた印象をもとに合いそうか、合わなそうか、なぜそう思うのかを整理します。複数の企業を比較すると、自分の軸が見えてきます。
5.ベンチャーの裏側に迫る質問まとめ!
ベンチャー企業はスピード感や裁量が魅力な一方で、外からは見えにくい“内情”が多いです。
入社後のミスマッチを防ぐためにはこの”内情”を知ることが大切です。
OBOG訪問でベンチャーの裏側を知るために、以下の質問を活用してみてください!
□1日の仕事の流れを教えていただけますか?
□繁忙期と落ち着いている時期の差はどれくらいありますか?
□入社前に想像していた業務とのギャップはありましたか?
□成果の基準や評価の仕組みはどのようになっていますか?
□会社として今一番課題だと感じていることは何ですか?
□直近1〜2年で組織や戦略が大きく変わったことはありますか?
□離職率はどのくらいですか?
□辞めていった方の共通点はありますか?
□社内でよくあるコミュニケーションのスタイルはどんな感じですか?
□上司や経営陣との距離感はどれくらいですか?
□新しい挑戦や提案はどれくらい受け入れられやすいですか?
□働き方(平均残業時間・リモートの割合・休日対応の有無等)の実態はどうですか?
□入社1年目で任される仕事の内容を教えてください。
□成長を実感した瞬間や、逆に苦労した場面はありますか?
□HPで○○さんの△△という経歴を見たのですが、どのようにそのキャリアにたどり着いたのですか?
□スキルアップのための支援や制度はありますか?
6.すぐに実践できる!質問のコツ
OBOG訪問は実際に企業の社員の方と話す貴重な機会です。
相手に失礼なく、核心をしっかり聞き出すためには質問の仕方が重要になってきます。
ここでは質問する際に意識したい”聞き方のコツ”をお話します。
〇聞き方のコツ〇
①事実ベースで聞く
②相手の経験に寄せて聞く
③質問の意図を伝える
④“良い面” “大変な面”の両方を聞く
⑤数字や具体例を求める
①事実ベースで聞く
抽象的な質問では相手も答えづらく、一般論に流れやすくなってしまいます。
そこで「いつ・どこで・どのくらい」といった事実に基づく聞き方をすると、具体的で再現性の高い情報が得られます。相手の主観ではなく行動や状況を引き出すことで、仕事の実態をより正確に理解できるのです。
例:
△「残業多いですか?」
〇「1日のスケジュールを教えていただけますか?」
「忙しい月の残業時間合計はどのくらいですか?」
②“相手の経験”に寄せて聞く
OBOG訪問では一般論よりも「その人自身の経験」が最も価値のある情報になります。
年次・部署・役割に合わせて質問を調整し、「あなたの場合は」を添えることで、相手のリアルな体験談が引き出しやすくなるのです。
結果として、業務の具体像やキャリアの歩み方が鮮明に見えてきます。
例:
△「貴社ではどういうキャリアを歩めますか?」
〇「○○さんが今の年次になって仕事の難しさはどう変化しましたか?」
③質問の意図を伝える
質問の前に「なぜそれを聞きたいのか」という理由をつけると、相手が答える深さや方向性を理解しやすくなります。
また意図を共有することで、相手も安心して本音を話しやすくなり、より精度の高い回答が返ってきます。
特にネガティブな内容を聞く際は意図説明が効果的です。
例:
△「裁量ってどれくらいありますか?」
〇「成長スピードを重視しているので、若手が任される範囲を知りたいです。どれくらい裁量がありますか?」
④“良い面・大変な面”の両方を聞く
片側だけを聞くと情報が偏り、実態を誤解しやすくなる場合があります。
また最初から良い面と大変な面をセットで尋ねることで、相手もバランスよく話しやすくなります。ポジティブ・ネガティブ両方の視点を得ることで、仕事の魅力とリスクを冷静に判断でき、入社後のギャップも減らせるのでおすすめです。
例:
△「やりがいは?」
〇「やりがいを感じる瞬間と、逆に大変だと感じる場面を教えていただけますか?」
⑤数字や具体例を求める
数字や具体例が入ると情報の解像度が一気に上がり、実際の働き方をより正確にイメージできます。
ただし、いきなり数字を求めると圧があるため「可能な範囲で」「ざっくりで」などの言葉を加えると相手が回答しやすくなるでしょう。
頻度・規模・期間など、定量的な情報を柔らかく引き出す姿勢が大切です。
例:
△「忙しいですか?」
〇「月の平均残業時間や、直近で忙しかった時期の働き方を教えていただけますか?」
7.OB・OG訪問を積極的に活用しましょう!
OB・OG訪問は、企業理解を深め、働くイメージを具体化し、選考対策にもつながる非常に有効な手段です。
特にベンチャー企業のように外から見えにくい部分が多い会社ほど、実際に働く人の声が大きな判断材料になります。
質問の仕方を工夫すれば、表面的な情報だけでなく、働き方や組織のリアルまでしっかり知ることができます。
自分に合う環境を見極めるためにも、積極的に訪問し、得た情報を就活に活かしていきましょう!
浅野こころ
Growthキャリアナビ編集担当。
大学卒業後、ブティックス株式会社に入社。
マッチング・ファーストという企業理念に共感してブティックス株式会社への入社を決意。
読者の皆さんのキャリア選択に役立つ記事を日々発信していきます!
この記事の監修者

鶴野敬文
米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー
2001年株式会社リクルート入社。若年層向けキャリアカウンセリング、各種就業支援セミナー・マッチングイベントの企画・運営を手掛ける。3年間で延べ3,500名を超える若者の就職支援に従事。2010年人事コンサルタントとして独立。企業の経営者、人事担当者を相手に採用戦略の立案から実施までを幅広くサポート。2012年4月、株式会社リアライブ共同創業。2025年、企業合併に伴いブティックス株式会社所属。


